新しいマイルドヤンキー
こんにちは!
今回はブログの「下書き」フォルダの中になんと2年間も冬眠していた記事を書き起こしてみようという記事です。
自分の大切な価値観のひとつだなと思ったので、社会人になる前に書き記そうと思います。
マイルドヤンキーとは?
突然ですが、みんさんはマイルドヤンキーって言葉聞いてことありますか?
マイルドヤンキー とは、従来のヤンキー程の攻撃性・違法性はなく、マイルドの名が示す通り本物の不良にもなり切れない層のことで、マーケティングアナリスト・原田曜平(博報堂 ブランドデザイン 若者研究所)が、2014年1月に定義した概念。
地元指向が強く、内向的、上昇志向が低い、などの特徴が見られる。
特徴は以下の通りに言われています。
- 地元から出たくない
- 「絆」「家族」「仲間」という言葉を好む
- 車(特にミニバン)を好む
- ショッピングモールを好む
- 仲間のスーツ姿を煙たがる
- 主に昔話が多い
- 公共交通機関は苦手
- 地域や仲間内でリスペクトされている者の喋り方や口癖を真似る
- 1人で行動出来ない(車であれば可能)
- 都会は未知の世界
- 子供も同じ人生を歩む
- 基本的に暇してる
- パチンコ、パチスロを好む
- 意外と寂しがり&強がり
- テレビっ子
- 親の離婚率が高い
- 生まれ育った地元への指向が非常に強い(パラサイト率も高い)
- 郊外や地方都市に在住(車社会)
- 内向的で、上昇指向が低い(非常に保守的)
- ITへの関心やスキルが低い
- 遠出を嫌い、生活も遊びも地元で済ませたい
- 近くにあって、なんでも揃うイオンSCは夢の国
- 小中学時代からの友人たちと「永遠に続く日常」を夢見る
- できちゃった結婚比率も高く、子供にキラキラネームをつける傾向
- 喫煙率や飲酒率が高い
色々ツッコミどころ満載で、ところどころ人によるくね?っていうポイントがたくさんありますが、こういう傾向のある人たちを『マイルドヤンキー』と言うそうです。
簡単にまとめたら、
「マイルドヤンキー」≒「地元志向が強い地方の若者」
といったところですかね。
マイルドヤンキーに対する考え
マイルドヤンキーは、そのほとんどは視野が狭く、外の世界を知ろうとしない「井の中の蛙」の象徴のように語られることが多いです。
「都会」>「地方」という日本人の潜在意識が起因して、
マイルドヤンキーも見くびられがちです。
僕の考えとしては、
「楽しんで生きている」と言うのが絶対値としてあれば、どこでどんな方法でそれを感じていようと変わらないので、
都会でバリバリ働いているから、それはマイルドヤンキーよりも優れている・幸せであると言う世間一般の意識は毛頭ありません。
むしろシンプルに地元の近い仲間と夜通しで酒飲んで楽しんでるマイルドヤンキーの方が、都会で日々の仕事のことに気にとられて自分のやりたいことがーーーとか悩んでいる人よりよっぽど幸せなんじゃないかと思うくらいです。
と言うように、都会VS地方の話をしたいわけではないですが、
自分としてはそんな考えがあることを前提として、以降を書いていきます。
地方創生の曖昧さ
東京で学生生活を送る中で、
「野津くんは地方創生をしたい人なの?」とたくさんの人に言われてきました。
僕は、過去記事にも書いてきた通り、地方に関わることをたくさんしてきました。
・地方へのスタディーツアーの企画団体の立ち上げ
・島根県(地元)から東京にでた若者のコミュニティ作り
・全国の学生が集うオンラインコミュニティ作り
・山陰地方(地元)の企業を紹介する冊子、WEBメディアの立ち上げ
など
確かに全て地域、全国など
"エリア"というハッシュタグのついた活動ばかり。
でも僕は1ミリも地方創生をしたいと思ったことはありません。
「地方創生」という言葉自体、いろんな見解があると思うので、
僕自身の見解は過去記事のこちらにあります。
地方創生は、
"地方を盛り上げる"というモヤッとしたスローガンを背に、
人口を増やそう、商店街を復活させよう、観光客を増やそう、などなど
多分野(それ故抽象的)に取り組まれているものだと解釈しています。
もちろん、抽象的であってもそれが楽しければいいし、
具体的な理由や、戦略を立ててやっているところもあります。
ただ、世間で言われている「地方創生」は結構曖昧になってしまっていると思うのです。
そもそも地方を創生するってなんだ?と思いますし、
島根県の木次乳業の創業者・佐藤忠吉さんは「地域は活性化よりも鎮静化がふさわしい時代だ」とおっしゃっていたりもします。
創生・活性化する必要があるのか?から問わなければ、成立しない話だと思います。
とかとか、言い出したらキリがないですが。。
「地方」に対するレッテル貼り、"そうじゃない"生き方
こう言った曖昧さもさることながら、
マイルドヤンキーの見くびられ方や、これら地方創生必要論から言えることは
「地方」は遅れていて、もっと発展させていかなければいけない対象であると世間は思っている、ということです。
本当にそうなのか?
そうじゃないだろと言いたい。
都会でないと幸せになれないのか?豊になれないのか?
そうじゃありません。
田舎でも自然に囲まれながら自分の心から楽しめる生活をしている人がいる。
「自然に囲まれて〜〜〜」とか言うと、
世界中の人が基本的に実装しているOSである「資本主義」「能力主義」の世界から離脱したと思われがちですが、
地域・田舎にいながら、都会のサラリーマン、下手したら会社の代表より多くの金融資産を持っている人もいます。
地元に帰った、田舎にIターンしたと言ったら、
「都落ち」と言う言葉があるように、都会で失敗して帰る、
みたいなイメージを持つ人が多いと思いますが、
自身のキャリアのさらなるステップアップとして地元、田舎を選ぶ人もいます。
僕は春から東京の会社で働きますが、
後に地元の島根に戻ろうと思っています。(現時点では)
それが資本主義の中心から離れる選択なのか?
都会が嫌だから、もっとのんびり暮らしたいからする選択なのか?
全然違います。
自分のキャリアをステップアップさせる、もっとやりたいことをたくさんやる、
大きな挑戦を、思う存分にするために地元に戻ります。
都会でなくても、もっと挑戦をする場所であっていい。
人口が少なくても、大きなことはできる。
会社が少なくても、キャリアアップだってできる。
それが自分のやっていくことで表現したい、ひとつの生き方です。
もちろん、今まである一般的な「地域ではのんびり暮らせる」という生き方があってもいいし、
それであれば「地域・地方でも面白いことができる、挑戦できる」でもいいじゃないかと、そう思っています。
しかも、マイルドヤンキーで言う「強い仲間意識」はそのままに、
同じ地域で頑張る仲間がたくさんいます。
めちゃくちゃ遊ぶし、でかい挑戦も一緒にできる仲間がいます。
地元や、そこにいる仲間はもちろん好き。
でっかい挑戦も好き、やれる能力もある。
こんな人がたくさんいる地方って面白くないですか?
これが僕が思う新しいマイルドヤンキーな考え方です。
といった感じで
まあ世の中のイメージと、もっと違うことができるんじゃないかと思って
たくさんただ自分が思ってることを書きましたが、
まだまだ何をやれるのか、やれる能力もままなっていない自分が書けることじゃありません。
一歩一歩、書いてることがただの遠吠えに終わらないように、楽しみながら頑張ります!