Sunablog

東京のベンチャーで働く20代の戯言

今、見落とされがちな「地域格差」問題 〜検証後アップデート版〜

 

こんにちは。

 

とうとう夏が終わってしまいました。
慌ただしくも楽しかった島根帰省期間もすぎ、今は東京です。
 
今回の記事では、そんな島根帰省中に行った企画や、前書いた記事にあった『地域格差』について仮説検証を行った結果、どんな気づきや、検証結果が得られたのか、
少し自分の頭を整理する意味でもまとめたいなあと思ってこのブログにあげさせていただきます。
 
少しでも地域格差という事柄に対して興味を持っている方には面白い内容だと思います。




まず、前に書いた記事というのがこれ↓

 

sunapong.hatenablog.com

 これ読んでいただいてからの方が、頭の入りが良いと思います。

ぜひ読んで見てください。
 
 

上記の記事の内容にある通り、僕は今まで、 
地方と東京には大きな『格差』が生じていると思っていました。
 
特に学生が学ぶ環境に対して、『機会』の格差に対して懸念していました。
 
島根で高校まで過ごして、大学で東京に上京してきた僕にとって、
いろんな人と話せたり、協働できたり、自分と同じ価値観でない人と接することは何よりも僕にとっては有意義な学び、体験、機会でした。
 
 
でも、今回、夏の島根帰省中に実行した、この『地域格差』に対しての検証の結果、
僕の考えは控えめに言っても間違っていました。
 
結論から言うと『格差』など存在しないのです。 

 

 

 

 

今回実行した企画の名前は

『MixtureCamp 島根×東京』

僕が感じていた『地域格差
そして、各地域にある自分たちの活動の『目的意識』の違いをお互い普段違うところで生活・学習している学生だからこそ、共有できる違った価値観をすり合わせることによって出てくる、『違い』をお互いの気づき、価値観の拡張に繋げていこうと言う企画でした。

と、大義名分はこんな感じだったのですが、
今回のブログの冒頭にもあった通り、
僕は島根にはない『機会』が東京にはもっとあり、
島根の参加者に対して

『東京の学生の目的意識すごい』と思ってもらい

『もっと自分の環境や意識を"変えて"いかないと』と


なかば、煽りのような影響を与えること

それを今回の裏テーマとして掲げていました。

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島根と東京の参加者でMixポーズ!


もちろん、東京の参加者に島根の良さを知ってもらい、
もっと島根の関係人口や交流人口を増やして行くと言う目標を持った上でです。
 
 
そんな中始まったこの企画、
2泊3日のプログラムだったのですが、島根の各所を回りながら、







夜には東京・島根で主体的に自分のやりたい活動をしている4人に
2人ずつ、2夜連続で登壇してもらい、自分の活動、そしてそれをなぜやっているのか、その想いを素直にありのまま語ってもらったり。

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島根で活躍しておられる社会人(社長・フリーランス・スーパー公務員など一風変わったキャリアを歩まれている方)に、各々がこれまでの人生をどう生きてきたか。
今、どんなことを大切にしながら日々を生きているのか、
学生・若手社会人に向けて語ってもらうという企画を行い、参加してもらったり。

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松江城行ったり。
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出雲大社行ったり。
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そんな3日間。 

 

 

 

ではこの3日間で参加者のみんなが、

僕が想定した、『地域格差』を感じたかと言うと、
僕も含め全くと行っていいほど感じていませんでした。

 

後日の電話でのヒアリングでも、全く。




地域格差』なんてものはなかったんです。
それは、
実質的にはやはり、

地方にはインターンがなかったり、
人の総量が全然少なかったり、


東京には地域活動をする機会がなかったり、
海や山が近くになかったり、

そう言う定量的な事実はあるのですが、
 
そこに生きている、そこで学んでいる学生は

島根で自分の活動をこうやってやっている!

東京で自分の活動をこうやってやっている!
こういう想いでやっている!


みんなそんな差なんてもの御構い無しに、自分のやりたいことに対して真摯に向き合い、存分に楽しんでいました。
 
だから、
何が言いたいかと言うと、
その環境で頑張っている当事者からすると、

島根でも、東京でもどっちでも関係なくそこに適応して楽しんでいるのだと言うことです。

 

 

僕が言っていた『地域格差』『機会格差』の問題は、
両者(ここでいう島根と東京)を並べて、無理矢理に比べて行った先での問題。

当事者にとっては関係ないのです。

 

 



 

しかし、
ここで注意したいのは「関係ない」と言い切れるのは
自分で環境を作り出して、自分の活躍できるフィールドを作れる人。

今回のMixtureCampではそんな人がたくさんいました。

そうじゃない人、
つまりは、

・もっといろんな価値観に触れたい

・もっといろんな体験をしてみたい

そういったことを思っている人たち

・もっといろんな人と繋がりたい

・やる気のある人とが多い環境で自分の能力を高めていきたい

そういう上昇志向を持った人にはやはり東京が適しているのかもしれません。



しかしそんな中で、
金銭的な問題や、入学した後にその差に気づいてしまい、
もどかしい気持ちに陥ってしまうこともあるかと思います。


こういった中で発生している格差を
新しく「地域格差」と認識していきたいと思います。
地域格差2.0


勝手に、僕の中で笑





そんな問題を抱えている学生に対して、

最近こんなコミュニティを仲間とともに創っています。



『全国ワカモノ実験場』

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全国のワカモノともっと繋がりたい!

全国の仲間とともに成長したい!
自分の能力を活かして行動を起こしたい!

そんな全国のワカモノ達に対して、最高の環境を創っています。
創っている途中です。

今現在、関わっている全メンバー合わせて55人の仲間が実験場のメンバーに入ってくれています。

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地域でいうと

東京、島根、富山、愛知、京都、北海道、高知の学生が参加しており、まだまだですが、これをもっと全国に広げようと邁進しているところです。

 

 

 

この実験場というサービスでは、ただ全国の学生が繋がれるだけではなく、

全国の学生の力を必要としている企業や、自体とタッグを組んで、
実験場に所属しているメンバーに『自分の能力を活かせる仕事』をとしての機会を提供しています。

今、進行しているプロジェクトでいうと、

島根県中小企業家同友会という企業団体から、
新卒採用に向けた合同説明会を普通とは違った形式で企画・運営して欲しい
という依頼を受け、
現在、5人のチームを編成して取り組んでいます。


そのほかには

とある大学から入学者数を増やすために、現役の学生目線で大学のPRをして欲しい。
その意見出しをして欲しい。
という依頼を受けて、
プロジェクトを進めています。

 
PRという領域を学んでからプロジェクトに取り組みたいという要望もあったので、
外部のPR企業さんと提携をし、PRを一から学べる環境も用意しています。

 
読売新聞のオンライン記事でも取り上げられました!↓

www.yomiuri.co.jp




しかも、これら全てオンライン上でやりとり可能です。




このように、
全国の学生・若者が、どこにいたとしても自分のやる気やコミット次第で自分が欲しい体験を取りに行き、自分のやりたいを発掘したり、

自分の能力を突き詰めていけるような環境を創っています。


まだまだ始めたばかりで、つくり途中なところはありますが、
僕自身、

このサービスに無限の可能性を感じています。


『全国どこでも』というのがキーで、
普通にこういったコミュニティは東京でも探せば存在していると思います。


しかし、こういったクローズドな、全国のコミュニティをオンランで創っているところはこの『全国ワカモノ実験場』だけだと思っています。






全国、どこにいても、ワカモノに自分のやりたい!を突き詰めるための最高の環境を創ります。


 

少しでも興味のある方は、僕のtwitterにて連絡していただくか、

twitter.com


以下のメールアドレスにお問い合わせください。
zenkoku.wakamono.labo@gmail.com




このサービスの名前の通り、これからも自分にとってのやりたい!を突き詰めていくために、実験を繰り返して行きたいと思います。
 



そんなことを考えた今日この頃。