Sunablog

東京のベンチャーで働く20代の戯言

津和野でやりたいことをやる

 

こんにちは。

 

ここ最近いろんな地域にお邪魔させてもらって、そこに住む人たちはどんな暮らしをしているのか、どう生きているのかを、ネット記事では絶対に分かり得ないリアルを実際にみて回らせてもらいました。

 

ここ一週間は、ほぼ自分の家にいませんでした笑

 

本当にそれぞれの地域に、それぞれの思いを持ってまさに「今」を生きてるぜ!!って方々に会うことができて、本当に言ってよかったなと思っているところでございます。

 

そして、その中で今回は島根県の津和野町という地域にお邪魔させてもらった時に見せてもらったもの、学びとったものを紹介できればなと思っています。

 

 

 

まず、津和野ってどこなん?ってことですが、

僕の地元である県庁所在地の松江市からだいたい車で3時間半のところに位置しています。

めっちゃ遠い。同じ県じゃないみたいです。実際、ほぼ山口県です。でも、一応所属は島根県です。

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なので、僕は島根県民でありながら、恥ずかしながら一度も言ったことがなかったです。

 

 

てことで、今回行ってまいりました。

 

今回、僕一人で色々回った訳ではなく、同じ島根県雲南市出身の友達と行ってまいりました。

現地の案内も、和歌山の地方創生会議というでかいイベントで、お会いした方にアテンドしてもらいまいした。

 

だから、2日間というみっじかい日程ながら津和野のDEEPな所に最短で到達することができました感謝。

 

 

 

 

まず津和野にやってきて、最初に行ったのはおしゃれなイタリア料理屋さん。

こんな田舎にこんなお店が!!ってくらいのお店で、料理も間違いない。美味しかったです。

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そして、腹ごしらえした後は、

「まるごと津和野マルシェ」にお邪魔。

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最近、〇〇マルシェってよく耳にしますよね。

フランス語で「市場」という意味だそうです。

 

ここ、津和野町、少し前に隣町の日原町と合併して地域範囲的には大きくなりました。

しかし、やはり隣町と言っても、これまで別の町だったところが同じになってしまうと摩擦が0ということはないみたいです。

 

例えば、野菜などの生産物の物流もお互いのまちまで行き届いていなかったり、

「同じ町」になりきれていなかった。

 

そこを問題に感じ「まるごと津和野マルシェ」はできたそうです。

「まるごと」とは津和野町と旧日原町を、丸ごと一緒に。という意味が込められているそうです。

 詳しくは無印出している記事があったのでこちらをどうぞ

localnippon.muji.com

 

そこであった方々の中には、地元が津和野でない人がほとんど。

ある方は大阪出身だったり、神戸出身だったり。津和野の魅力ってすごいんだなと思いました。

こっちにきた理由を聞いている限り、結構「ひと」の要素も大きいのかなと思いました。

 

「あの人がいるから、来た。」

 

そういう「ひと」の大切さは、行った先々で毎回感じます。

 

 

 

 

 

 

その後は、石見神楽みたり、歴史資料館回らせてもらったり、昔から今までの津和野を思っきし吸収させてもらいました。

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良い。

 

 

 

 

 

夜は、地元で親しまれている居酒屋さんでイノシシしゃぶしゃぶ!

聞いたことないです笑

まず、イノシシ自体、あんまり食べる機会がないし、しかもしゃぶしゃぶ。

 

昔、自分のおじいちゃんが振舞ってくれたイノシシは美味しかったのですが、結構癖があったので、今回正直少し警戒していました笑

 

 

ところが、そんな不安どこ吹く風。全くクセがない。ニオイもない。

めちゃくちゃ美味しかった。

 

やっぱり、絞め方・早さで全く違うそうです。

 

ちなみに、このイノシシを入荷している方も、この津和野町に移住して来た方で、今は津和野のジビエを産業化しようと頑張っているそうです。

今回はその方とはお会いできませんでしたが、新しい街で、新しい産業を起こそうと頑張っている方がいるとは

やっぱり、元気な地域は元気は人がいるんだなと。思いました。

 

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豚より美味しかった。

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イノシシ丼。間違いない。

 

 

 

この会には津和野で高校魅力化に携わっておられる方や、高校性に対して、役場と連携して森林教育を推進している方など面白い人ばかり。

 

それぞれ、自分の人生でやりたいこと、成したいことを、「津和野」という地で目一杯行動し、実現させて行っている。

単純にかっこいいなと思いました。

 

 

しかし、前々から疑問に思っていたことが僕にはありまして。

「やりたいこと」ってそんな簡単に見つけられるものなの?いきいきと自分のやりたいことを仕事にして活躍している人たちは一体どうやってそれを見つけて来たのだろうか。

 

ずっと考えていることで、僕の周りにも悩んでいる人は多いです。

 

 

その人が言っていたのは、自分がやってみたい!と思ったことをとりあえずやる!そして、その後、自分がそれをやってみてどう感じたのか、どの方向に心が動いたのか。それをとことん見直してみる。そうすることで、どんどん自分がわかって来て、方向性がきまってくる。

 

実際、絶対”これだけ”をやって生きていくとか、ひとつのことをずっとやって生きていく人なんて、昔はともかく、今のご時世いません。断言できる。

 

その中でも「今」を楽しく生きている人たちは、自分の気持ちに素直な人だと思います。

 

自分の気持ちを、好きなことをわかっている人はココロオドル毎日を送っていける。

 

そのためには、自分のやりたいことをとことん”やってみる”こと。

 

結局、このことを毎回言っていると思います。

 

やってみなければ始まらない。考えているだけじゃ何もわからない、変わらないです。

 

 

1日目の最後にいいこと聞けました。

イノシシ美味しかった。

 

 

 

 

 

そんなこんなで2日目です。

2日目は須川という人口が現在約70人ほどの地域にお邪魔しました。

 

今回、道路の交通規制の関係で約3時間ほどしか滞在できないという、リミットがある中でいろんな人にお話をお伺いしました。

 

まず須川公民館にお邪魔して、須川で取り組みをされている方のお話を聞きました。

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その後、その公民館の横にある民家の方のお話を聞きました。

その方は、東京にずっと住んでいた方で、

ゆっくりとしたスローライフな暮らしがしたくて、須川に越して来たそうです。

土地が広くて、そこを自由に使えるのがいいとその方は言っていました。

 

東京での生活を長年経験されているからこそ、須川の魅力を一番わかっている人なのかもしれません。

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ちゃっかり須川ステッカーももらっちゃいました笑ありがとうございます。

 

 

 

そんなこんなで貴重な3時間の須川周遊を終えた後、最後の訪問先の津和野高校へ

 

な、な、なんと!

津和野高校の校長先生に合わせてもらえるとのこと。

 

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現在島根県では高校魅力化推進を積極的に行っています。

有名な隠岐島前高校を筆頭に、島根県内では次々と魅力化推進を行う高校が増えていますが、その中でも、今回訪れた津和野高校は成功していると言えるでしょう。

 

積極的な取り組みにより、入学者数もここ数年で県内外を含め、大幅に増加。

その取り組みの中でも、特に教育方法に関しては、IBL(Inquiry based learning-探求型学習)に注力しておられました。

 

IBL(探求型学習)とは読んで字のごとく、生徒が自ら学びを探求する、取りに行くというスタイルの学習方法です。

詳しくは↓

kotaenonai.org

 

 

 

 

校長先生とのお話の後は、実際に津和野高校で高校魅力化コーディネーターをやられている方にさらに詳しく、津和野高校で何をやられているのかをお聞きしました。

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 珍しい町営の英語塾

 

 

島根県の端にある地域には、世界最先端の教育の現場がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなしていると、とうとう帰る時間に。

 

今回、いろんな方のところに行かせていただき、急な訪問にも対応してくださった現地の方々、本当にありがとうございました。

 

今回一番感じたのは、何と言っても元気な地域には元気な人がいる。

そして、そんな地域には面白い人、つまりは馬鹿者・よそ者・若者が集まってくる。

そして、そこには世界最先端のイノベーションが起こる。

 

なんか、だいたい地域再興の流れがわかった気がします。その縮図を見た感じがします。

 

あと、人ってどこでも生きていけるんだなってこと。

出身が違っても、バックグラウンドが複雑でも、お金がなくても、年がいくつでも、

その人が面白く自分の人生を生きればどこでも生きていける。そう感じました。

 

逆にいうと、自分のやりたいようなことができない、毎日がつまらなく感じていたら、

どんな環境で生活しても、生ききれないなと思います。

 

結構、当たり前な感じはしますが、その当たり前がめちゃくちゃわかりやすく存在していたので、こうやって文字化もできます。有難や。

 

 

 

さあ、これをどう自分に活かすか。

簡単です。

 

津和野であった人たちと同じように、面白いことをなんの気兼ねもなくやること。

 

自分は最近、地域系のイベントをやったり、学生のキャリア相談だったり、いわゆる金にならないボランティア的なことをやっていました。

 

自分の中ではすごくやりたいことだし、結構やりがいを持ってやっていたのですが、

ふと立ち止まって考えてみると、

あれ、これって持続性ないな、、、、って思っちゃいました。

 

親父が経営者なもんで、やはり利益が発生しなければ、何事も継続して行くことはできないと暗に頭の片隅にあって。

しかも、それを最近親父や、周りの経営者の人に言われることも多く、自分で自分のやっていることに自信を無くしていたように思います。

 

 

でも、津和野の人たちを見ていたら、自分のやりたいことをとことん追求したその先にしっかりとした利益を享受できている人がいる。

新しい、まだ誰もやっていないことを次々に生み出している人がいました。

 

それを実際にみることができた。

 

だから、変に自信をなくすことはないなと。すごくそれを思いました。

 

 

 

 

今読んでくださっている人たちの中にも、他の誰かに色々言われて、自信を無くしたり、不安に思ったりしてしまっている人もいるかもしれませんが、

一度、自分が思っていることを追求して見てもいいと思います。

 

考えが足りなくて、先ゆかなくなるのはとても怖いことです。

しかし、それ以上に立ち止まることの方が怖いんじゃないですかね。

 

 

 

そんな感じです。

また、行った先々のことを更新して行くので、お楽しみに!

 

 

 

 

 

そんなところへ行った今日この頃でした。