Sunablog

東京のベンチャーで働く20代の戯言

放置プレイ経営

 

 

今回は地元の経営者の方から興味深い話をしてもらったので書いてみようと思います。

 

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いきなりここからメモです笑

放置プレイ経営

全て社員、バイトに任せる。
そりゃ最初は、週四とかで出勤して、全然労働力が取れていなかった。
でもだんだんと収益が上がってくるにつれて、従業員が自主的に色々なことを考え出す。最終的には全てを考え出し、プラスαのところまでやってくれる。
これが最強の放置プレイ経営だ。


吉川さんはそれをラーメン将でもやってるし、吉川工務店でもやっている。すごい。
超革新的。おもしろい。


そして、もう一つおもしろいのが、人事についてだ。ここ最近の企業では65歳以上の人を取らないのは当たり前になってきている。
それをこの吉川工務店は変えた。
じじいを積極的に採用しているのだ。
工務店という建設業を主とする会社でありながら。
なぜかというと、この先後がなく、年取った生きがいが仕事しかない経験豊富な老人と、この先何でも勝手が効く、何しようか迷っているような若者。どちらが必死で頑張るか?


前者に決まっている。
だんだんと採用年齢上限が上がってきた現代でさえも上限80歳はなかなかないだろう。それをやってのけているのも吉川工務店だ。すごい。
それによって、優秀なやる気のある高齢者は吉川工務店に集まってくる。だって他に採ってくれるところがないから。そりゃ必死でこの会社になろうとするわけである。


ここまでメモです笑


瞬間瞬間でメモったんで臨場感はありますが文面が荒いです笑


ある時吉川社長に、高齢従業員がこう言ったそうだ、「もっと管理職2人の給料を上げて欲しい!」と。
果たして自分の給料ではなく、他人の給料を上げることを強く望み、さらには社長に直に提案する社員がこの日本にどれだけいるのだろうか。
僕はこの吉川工務店の社員さん以外にはいないと思う。
それくらい鮮烈なお話の内容だった。


島根の片隅の奥出雲の地の会社が、これだけ革命的な人事をやってのけいるのだ。
何かを学ぼうと海外に目を向けた時、エストニアに学ぼうとする企業はどれだけいるだろうか。


これはエストニアをバカにしているのでも何でもなく、あまり知らない地でもその地から学び取ろうとする姿勢があるかどうか皆さんに問い質す例である。
島根県はこのエストニアにあたる。

 

さらに、この吉川工務店、来月からはサハ共和国という世界で1番寒い国でラーメン屋を出すというプロジェクトをやってのけようとしている。
誰も知らない島根という県から誰もまだ足を踏み入れたことのない未開の地でビジネスを起こそうとしている。
単純にすげえとおもった。

 

皆さんも、ただただ都会の有名な"成功事例"におどらされていないだろうか。
それが本当に成功しているかどうかも知らず。もしかしたら偽りかもしれないのに。
もっと視野を広げたほうがいいと思います。


島根みたいな偏屈の県にもこんなに先進的でイノベイティブなことをやっている企業があるのです。


このことはどんなことにでも当てはまります。


いつも頼りにしている友達のA君の言っていることが違くて、ほんとうはあまり知らないB君が言っていることが正しいかもしれない。

みんなが良い、おもしろいと言っていた映画がクソつまらないかもしれない。行かないほうがいいかもしれない。
日本で一般的になっているサービス以外に、海外ではもっと効率的で質の良いものが採用されているかもしれない。

 

ただみんながやっている、スタンダードだというものの影ですんごい革命的なことが行われていたりするかもしません。

 

もう一度世間や、周りのことは置いといて、もっと広い目で学びを求めるフラットな考え方も確実に必要ですし、そう言った意外に注目されていないところにチャンスが眠っているかもしれません。

 

そう思わされた今日この頃でした。