Sunablog

東京のベンチャーで働く20代の戯言

「弁当」の知られざる歴史

 

こんにちは。最近地元の近くで結構大きな地震が起こり、また地震を身近に感じた今日この頃です。

 

皆さんも気をつけましょう!

 

 

さて今回は、日本の一見知られているようで、実はあまり知られていない弁当の文化です。弁当について調べる機会があって面白い情報がたくさんあったので書きます。

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まず、弁当の語源。

弁当の語源は、「好都合」、「便利なこと」ということを意味する中国宋時代の俗語、「便当」からきていると言われています。

現在ではこの「弁当」という言葉は、英語でもそのまま使われ、英語の辞書で引いても「bento」です笑

 

弁当の起源は、平安時代まで遡ります。花見や茶会が開かれた時に親しまれていました。

 

 

弁当がなぜこんなに日本で発展しているのか、皆さんは不思議に思いませんか?こんなに便利でおいしいものがなぜ外国で普及してないんだと。

この理由がお米にあるそうなんです。

日本人が昔から食べてきたお米はジャポニカ米と言って、お弁当のように冷めた後に食べる場合でも美味しく頂けるようです。

 

しかし、他国でよく食べられている、他のタイ米などの品種は冷めてしまうと一気においしさがなくなってしまうという、、、

 

こういった理由があったんですね。

 

 

ところで、弁当の代表格と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

唐揚げ弁当、のり弁当、焼肉弁当、トンカツ弁当、、、、、、、

唐揚げ美味しいですよね、、、、、僕は真っ先に唐揚げ弁当が思い浮かびます笑

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妄想はさておき、弁当って沢山あるわけですが、その代表的な弁当の中の一つ「幕の内弁当」について。

 

注目すべきはこの名前。他の弁当は唐揚げ弁当やらのり弁当やら、何が入っているか大体見当がつきますよね?

 

なぜ「幕の内」何でしょうか。

 

時は江戸時代。この時代は庶民の間での娯楽が非常に発達した時代でした。

能や歌舞伎などの日本を代表する文化もこのころ一気に発展。幕の内弁当は、その発展とともに出来上がったものでした。能や歌舞伎を観覧する人々が、幕間(まくあい)にのちに幕の内弁当と言われる特製弁当を食べていたためそのように呼ばれ始めたんだとか。

 

まあ大体名前でイメージできるっちゃできるんですが、感心しましたね。

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近代弁当文化の火付け役といえば、1976年創業の弁当チェーンほっかほっか亭でしょう。

僕の両親が最近まで何店舗か経営していて、僕の体の3分の1はこの店の弁当でできていると言っても過言ではありません笑

 

一般的な持ち帰り弁当が普及したのは、このほっかほっか亭フランチャイズシステムで急激に伸びたことが端に発していると考えられます。

 

コンビニ、スーパーも「弁当を持ち帰って食べる」という、内食、外食の他の中食の業界の発展に寄与しました。

 

最近ではキャラ弁も流行してますね。

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他の日本食、や文化に目が行きがちですが、「BENTO」は日本の誇れる食文化の一つです。そんなことを考えながら、お弁当を食べるのもなかなかオツなもんじゃないでしょうか。

 

そんなことを思う今日この頃でした。